新潟は江戸時代の中期、北前船の寄港地であり米どころである新潟の米が新潟港から全国各地へ運ばれ、賑わいのある港町でありました。
また、新潟港が1858年の修好通商条約で開港五港の一つに選ばれ、海外に開かれた国際都市でもありました。

新潟県は良質なコシヒカリの産地であり、国内外で評価の高い新潟清酒、日本海の海産物、農産物や果実など食材の宝庫でもあります。
また、豊かな自然、日本海、数多くある温泉、スキーなどのウィンタースポーツや雪そのものにも人気があります。世界遺産に登録された佐渡も、その文化や歴史に注目が集まっています。

シンガポールの平均年収は7万Sドル、国民一人当たりの名目GDPが世界第5位という豊かな国であり、観光・娯楽・IT・金融・貿易・教育・港湾などの世界的な中心都市(国)であります。
特に、国際会議の数、安全な国、競争力のある経済の分野では世界一であり、外国為替市場の規模、金融センターの規模では世界第3位、世界で2番目に利用の多いコンテナ港湾を有しています。
そして、アジアで唯一全ての主要格付け機関からのAAA-を持つ国家であり、世界11か国の1つでもあります。
ビジネスの面では「アジアのショーケース」と言われシンガポールで流行するものは、中東、インドを含むアジア諸国に強い影響を与えています。

また、国民は親日的で、日本を何度も訪れている人も珍しくはありません。日本食・日本文化への関心が高く、購買力も高く、暖かい国らしく雪への憧れも強いので、きっと新潟県の持つポテンシャルに魅力を感じることと思います。

新潟としては、シンガポールの教育機関、とりわけ世界有数のシンガポール国立大学・シンガポール南洋理工大学などとの交流は魅力的です。大学同志、大学生同志、民学の交流ができれば新潟の教育機関、学生、企業にとって可能性が広がり、その国際化にも貢献できると思います。

日本は、すでに少子高齢化による人口減少が始まっています。
今こそ、新潟も海外の都市と直接結びつき新潟の良さを広く認知してもらい、ビジネスと人の交流を深めていくことが重要であると思います。
新潟シンガポール協会は、このように海外と新潟が直接結びつくグローカルな新潟の企業・会員の皆様と共に新潟とシンガポールの懸け橋となりたいと思います

新潟シンガポール協会 会長 宇尾野 隆

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